絶対に100をたたかない もりモリ総研 新展開vol.14 ヘンリー・コットン




往年の名手たちの格言を吟味し、その真意をひもといていく新展開!
週刊パーゴルフ最新号(8月7・14日合併号)
第25回は宮本留吉の格言。ぜひともご一読を!
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「誰でもシングルになれる。教え魔に出会わなければ」



ヘンリー・コットン
1907年生まれ、英国出身。34年、37年、48年と3度の全英オープン制覇を果たした英国の英雄。「マスター」とも呼ばれ、多くの格言も残した。87年没。

当てる動作ばかり教わっている人は、一生悩みを解決できない

初めに教わったことで、その人のゴルフ人生が決まるといっても過言ではない。上達の肝は、ヘッドの遠心力を生かしてスイングすることだ。
初めに教わったことで、その人のゴルフ人生が決まるといっても過言ではない。上達の肝は、ヘッドの遠心力を生かしてスイングすることだ。 【拡大】
 ヘンリー・コットンの格言は言い得て妙で、ゴルファーのスタイルはよかれあしかれ最初の1週間でつくられるものだといわれるくらいに、ゴルフは始めたときが重要なのです。

 よくあるのが、新入社員たちが先輩社員や上司に練習場に連れていかれて、ゴルフを教わるケースです。大抵の人は、最初は空振りします。ボールが当たらない結果を見ると、「ボールをよく見ろ」「足を動かすな」「下半身を止めておけ」などいろいろなことを教えられます。

 親切に教えているつもりが、実はありがたくない教え魔のせいで、本来あるべきの「クラブを振る」動作から、「当てにいく動作」に切り替わってしまいます。これが苦労の始まりで、ゴルフに長年悩んでしまう根本的な病巣がそこにあるのです。

 ゴルフの場合、ボールもフェースの面も小さいですから、ちゃんと当てるのは難しくて当たり前です。ところが当てにいく動作は、インパクトに向かってヘッドを減速させることになります。上達のためにスイング論を学習するのも大事ですが、ちゃんと当てようとしていろいろな縛りをつくってしまうのは逆効果です。

 ゴルフスイングは1.5秒か2秒の、ごく短い時間にすぎません。頭で「あれしよう、これしよう」と考えても到底できませんから、自分のやるべきことをいかに少なく抑えるかが大切です。

 私の場合、初心者の方にはソフトボール大の軟らかいボールを気持ちよく打つ練習からスタートしていただいています。ゴルフ経験がない人でもけっこう当たりますし、クラブをしっかり振り切れますから、スイングの基本動作が早く身につきます。

 不幸にも当てることを最初に教わってしまった人はボールに合わせにいく悪癖を捨てましょう。プロたちのようにヘッドの遠心力を生かしてスイングするためにも、ゴムホースやシャフトがふにゃふにゃに軟らかい練習器具などで素振りを繰り返し、正しい感覚をつかみましょう。

今週のまとめ
「振る」ことを先に教わった人はシングルになれる

構成・三代崇 イラスト・庄司猛
※週刊パーゴルフ(2018年5月1日号)掲載


森守洋(もり・もりひろ)
1977年生まれ、静岡県出身。95年に渡米し、サンディエゴにてゴルフを学ぶ。帰国後、陳清波に師事。現在、「東京ゴルフスタジオ」を主宰し、多くのアマチュアをレッスンする一方で、原江里菜らツアープロのコーチもしている。

※次回は8/8(水)更新予定


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