坂田信弘のラウンド進化論 アプローチは“菩薩の目”で球を見る

50歳を過ぎると、筋力や柔軟性、瞬発力や反射神経など、体のあらゆる部分がピークのころとは変わってくる。それに対応するには、ゴルフに対する考え方(=ゴルフ脳)を、50歳以上仕様に切り替えることです。

『坂田信弘のラウンド進化論』は、週刊パーゴルフにて連載中!
最新号(7月17日号)では「体を回すには右肩を止めて素振りする」を掲載!
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アプローチで正確に球をとらえるには左肩を支点に打て、といわれてきた。だが、左肩支点よりも、さらに正確性を上げる方法がある。首筋への意識だ。真っすぐに首筋を伸ばし、その状態を維持したまま打つ。このとき、球を見る目の使い方が重要となってきます。

実力以上を求めるとゴルフは難しくなる

 ゴルフは難しいスポーツ、という人がいる。しかし、テニスのように、相手が打ってくる球を打ち返す競技ではない。走って球を追いかけることもなければ、変化球にタイミングを合わせる必要もない。打つボールには変化なし、スピードなしであり、ただ素直に置いてある球を打つだけの競技である。何の難しいことがあろう。

 己の体の動きをコントロールして飛距離とその方向性を競うだけの競技であり、私はゴルフほど簡単な競技はないと思っている。

 ただ、この考えはハンディ8までのゴルフに対する考えであり、ハンディ7から先の難しさは大きく変化すると思う。レベルが高くなるほどに、体・技・心の中の技と心の占める領域は大きくなる。

 となれば、技と心のバランスの維持・確保は困難さを増す。相手がいれば相手に追随していけるが、見えない相手との勝負だと成り行き見えずだ。その相手とは、己である。

 ゴルフを難しいと感じるのは、実力以上のことをやろうとするからである。

 グリーン周りのアプローチ、パーを狙うゴルフなら1ピン以内に寄せる必要がある。ダボ狙いのラウンドならグリーンをオーバーせぬよう気をつけ、ピン手前に乗せれば合格。トリプルボギーのゴルフなら、グリーン上どこでも乗れば上出来だ。

 腕前によって、狙いがまったく変わってくるのがゴルフであり、トリプルボギーのゴルファーがOKの距離に寄せようとしたとき、ゴルフは難しくなる。プレッシャーが姿を表す。

 過去の教えは、スコア72の方とスコア120の方に同じことを求めた。それがゴルフを難しくした。

 登山上級者が半日で登頂する山に、初心者は1日、時には2日かけて登っていく。初心者が半日で登ろうとすれば脱落するのは道理。ゴルフは難しすぎるとやめていかれた方々もまた、実力に見合わぬ高みを目指そうとなされた方であったろう。

 思いどおりにも願いどおりにもならないのが、スポーツと思う。耐える心の強さとたくましさがいる。耐えの要領もいる。その要領をラウンド進化論で述べてきて15年。少しはお役に立てたであろうか。

 己の実力に見合ったスコアの設定と、その目標を達するために身につけるべき技術の見極めはいります。その見極めがないと、やっていることに少しの変化は生じても、スコアはいつもどおりということになっていく。

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