絶対に100をたたかない もりモリ総研 新展開vol.10 エルスワース・バインズ




往年の名手たちの格言を吟味し、その真意をひもといていく新展開!
週刊パーゴルフ最新号(7月17日号)
第23回は岡本綾子の格言。ぜひともご一読を!
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「ゴルフは学べば学ぶほど、学ぶことが多くなる」



エルスワース・バインズ
1911年9月28日生まれ、米国カリフォルニア州出身。32年の全米選手権、ウィンブルドン選手権優勝など世界的なテニスプレーヤーとして活躍。後にゴルフに転向し、42年にプロとなる。ローカル大会の優勝はあるが、メジャー大会にはついに勝てなかった。94年3月17日没。

ゴルフは身体的感覚で覚えるより、物理面から学ぶほうが得策だ

ゴルフは失敗の連続であり、終わりがない。だから飽きないともいえるが、物理面から覚えていけば身体的感覚とのズレを埋めやすい
ゴルフは失敗の連続であり、終わりがない。だから飽きないともいえるが、物理面から覚えていけば身体的感覚とのズレを埋めやすい 【拡大】
 ゴルフはスポーツの中でも最も広大なフィールドを舞台に、さまざまな状況の中で14本のクラブを駆使し、球筋をコントロールして狙ったターゲットに運ばなくてはなりません。

 ゴルフの不思議なところは、スイングのイメージが把握できても、どんなに運動神経がいい人でも、イメージどおりのショットがなかなか打てない点に尽きると思います。これまでできていたことが、突然できなくなることもよくあります。

 30歳すぎにプロゴルファーに転身したエルスワース・バインズも、ゴルフにはテニスとは比較にならないほどの学ぶことの多さに驚き、「なぜ打てないのだ!」と苦悶の日が続いたのでしょう。

 プロ野球選手のように体力が落ちたとか、目がついていけなくなったとかなら分かりますが、体力も視力も特に変わっていないのに突然スランプに陥ってしまうケースがよく起こるのは、身体的な感覚と物理的なクラブの動きの感覚に微妙なズレが生じるためです。

 スイングという動作は、自分の手元とヘッドの動きに「時間差」が発生します。ゴルフもスポーツですから身体的な感覚が支配すると思われがちですが、コースでボールが飛んでいくというのは物理的現象でしかないのです。ボールがある場所に対して、クラブをライ角どおりにセットし、フェース面がボールに対してきちんと通過しなければ、ボールは目標方向に飛んでくれません。

 技術面からスイングを考えると身体的な感覚が多くを占めるので、道具の使い方に目を向けたときに身体的感覚とのギャップが生まれるケースがとても多いのです。たまたまボールがうまく打てていても、そこで納得しないこと。宮本武蔵の剣術ではありませんが、剣をうまく使いこなすことで技術が磨かれるように、ゴルフもクラブの使い方を先に学べば、遠回りせずに上達できるといえます。

今週のまとめ
「道具の使い方から学ぶと上達が早い」

構成・三代崇 イラスト・庄司猛
※週刊パーゴルフ(2018年4月3日号)掲載


森守洋(もり・もりひろ)
1977年生まれ、静岡県出身。95年に渡米し、サンディエゴにてゴルフを学ぶ。帰国後、陳清波に師事。現在、「東京ゴルフスタジオ」を主宰し、多くのアマチュアをレッスンする一方で、原江里菜らツアープロのコーチもしている。

※次回は7/11(水)更新予定


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