絶対に100をたたかない もりモリ総研 新展開vol.8 ノーマン・フォン・ニーダ




往年の名手たちの格言を吟味し、その真意をひもといていく新展開!
週刊パーゴルフ最新号(7月3日号)
第21回はハリー・バードンの格言。ぜひともご一読を!
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「ゴルフでは、怒りは最大の敵である」



ノーマン・フォン・ニーダ
オーストラリア出身の名プレーヤー。全豪オープンで1950年、52年、53年と3回優勝し、全豪プロも4回優勝。バードン・トロフィーを受賞した経験も持つ。

自滅する光景を他人に見せることほど恥ずべきものはない

多くのアマチュアゴルファーがスコアをボロボロ崩していく一番の要因は「怒り」だ。「ミスして当然」と割り切って、怒りを上手にコントロールしよう
多くのアマチュアゴルファーがスコアをボロボロ崩していく一番の要因は「怒り」だ。「ミスして当然」と割り切って、怒りを上手にコントロールしよう 【拡大】
 人間には喜怒哀楽の感情があり、そのときの精神状態がゴルフプレーに大きく影響します。中でも「怒り」は、プレーを自滅に追いやってしまう一番の要因といえるでしょう。

 ノーマン・フォン・ニーダも若いころは大層短気だったそうで、とても興味深いエピソードがあります。1934年、ニーダがまだ20歳だったときに、オーストラリアに初めてやって来たジーン・サラゼンとエキシビションマッチを二人で行いました。12番ホールまでニーダがリードしていて、続く13番でもニーダはピンまで2フィートのファインショット。サラゼンも3フィートのファインショット。ニーダは先輩プロのサラゼンに敬意を表して、OKを出しました。ところがサラゼンも当然OKをくれると思ったら、2フィートを打てといわれたのです。これに怒ったニーダはそのパットを外してしまい、残りのホールも自滅して負けてしまいました。その苦い経験から、ゴルフプレーでは怒りの感情を封じることに努めたそうです。

 どんなに頭がよくて、知能的に優れている人でも、怒りの感情が前面に出ると、IQが下がってしまいます。脳思考が停止しては、冷静な判断ができなくなるのです。前のホールでOBや3パットして頭に血が上り、次のホールのティショットは刻むつもりが、鬱憤(うっぷん)を晴らすかのようにドライバーを振り回してしまったということがありませんか?

 結局、自分への期待が大きいから、自分のミスが許せないのでしょう。ゴルフのうまい人たちは、「ミスしても当然」と考えています。高望みしないから、ミスをしてもあまり腹を立てないのです。日本人は怒りの感情を他人に見せるのは道徳的にあまりよくないと考えがちですが、怒りを心の中にため込んだままでもいけません。怒ってはいけないということではなく、怒りをどうコントロールするかが大事なのです。

今週のまとめ
「ミスを許容する心を持てば、怒りを抑えられる」

構成・三代崇 イラスト・庄司猛
※週刊パーゴルフ(2018年3月20日号)掲載


森守洋(もり・もりひろ)
1977年生まれ、静岡県出身。95年に渡米し、サンディエゴにてゴルフを学ぶ。帰国後、陳清波に師事。現在、「東京ゴルフスタジオ」を主宰し、多くのアマチュアをレッスンする一方で、原江里菜らツアープロのコーチもしている。

※次回は6/27(水)更新予定


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