坂田信弘のラウンド進化論 緊張感を自在に操れ

50歳を過ぎると、筋力や柔軟性、瞬発力や反射神経など、体のあらゆる部分がピークのころとは変わってくる。それに対応するには、ゴルフに対する考え方(=ゴルフ脳)を、50歳以上仕様に切り替えることです。

『坂田信弘のラウンド進化論』は、週刊パーゴルフにて連載中!
最新号(6月19日号)では「60歳すぎのスイングはフィニッシュで作る」を掲載!
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緊張感のないラウンドで、いいスコアを出すのは難しいと思う。緊張は必要だ。だからといって4時間のラウンド中、緊張の維持は不可能であろう。いいスコアづくりをするには「ここから緊張に入る」「ここで緊張をほどく」の気持ちの呼吸はいると思う。己を知るとは、己の気持ちの呼吸を知ることであろう。難しいことではない。どなたにも、できることであります。

心がフラットなときほど突然のミスに襲われる

 調子よく回っていたラウンド、唐突なミスが飛び出す。突然の曲がりやダフリ、シャンクだ。

「スコアを意識した途端におかしくなった」「左右OBが怖くて打ち急いだ」といった言い訳の弁もあり、「緊張したりプレッシャーがきたりすると、思うように体が動かせなくなってミスをする」は、定説となっている自分解析である。

 だが、緊張は悪いことなのだろうか。

 私の経験で申せば、1番ティの緊張が強ければ強いほど、後半のラウンドはよくなっていった。

 ならば1番ティの緊張、意図的につくればよいと考える方もお見えになると思うが、意識的につくられた緊張は底なしであって、役には立たなかった。やはり、本物の緊張でなければ力なしであった。スコアへの意識やOBへの意識から生じるミスの原因は、緊張ではなかった。恐怖であった。恐怖による筋肉のこわばりと緊張を、同一にしてはいけない。

 ゴルフに緊張はいる。もちろんリラックスもいる。

 ラウンド中の心理は、山あり谷ありでいいと思う。緊張の山と谷をフラットにしようとすると、その作為には罠(わな)が待っている。緊張していなければリラックスもしていない、フラットな心理状態でさりげなくプレーしているときほど、突然の球曲がりは出るのです。

 緊張の山を削って谷を埋めるのは間違いだ。アドレス時、球に相対したら緊張感を高める。クラブを持った瞬間から緊張の糸をピンと張る。そして、飛んでいった球の方向を確認し、歩き始めたら緊張をほどく。次のショットへ向かう途中は、リラックスする時間だ。スコア72で回るなら、72回の緊張とほどきがいるのです。

 緊張を「集中」と呼んだ先人もいた。だが、やはり「緊張」であると思う。

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