絶対に100をたたかない もりモリ総研 新展開vol.6 中部銀次郎

飛ばせるドライバーも、狙った目標に対して「運ぶ」意識が大事

「飛ばす」というと、コースを制圧しよう、征服しようといったイメージにつながりがちです。コースに対して謙虚な姿勢を忘れてしまいやすいといえます。

 ドライバーショットも突き詰めれば、どこまで飛ばすかではなく、フェアウエーのどこに止めるかが勝負です。ターゲットに正確に運ぶには、ドライバーだってロフト角をコントロールして打たなくてはならないのです。

 中部さんのいう「飛ばしの欲求を抑える」という言葉は、正確なショットを打つためのスイングの技術も大事だけど、それ以上に「あえて飛ばさないこと」や「コースマネジメントを考えること」の重要性を説きたかったのでしょう。飛ばしの欲求を抑えてクラブのロフト角をコントロールする考えは、コースをどう攻めるかのマネジメントにつながりますし、コース攻略の幅も広がります。

 それにドライバーの練習ばかりでは、本当のスイングはなかなか身につきません。スイングを作る練習は7番アイアンでもいいのですが、9番アイアンが最適だと思います。短い番手のアイアンなら「飛ばそう!」なんて考えませんし、肩や腕をリラックスさせて打つことができます。クラブの重さを両手に感じやすく、ヘッドの遠心力を利用し、リズムよく振れるものです。

 ドライバーで打つときも、9番アイアンと同じ感覚でスイングしましょう。飛ばそうとして腕力に頼ると肩や腕、手首がガチガチに硬くなります。力いっぱいスイングした割にはヘッドスピードが上がらず、思ったほど飛びません。ところが9番アイアンの感覚で振れば肩や腕、手首が柔軟に使えて、逆にヘッドスピードがアップします。

 9番アイアンの飛距離の約2倍が、ちょうどドライバーの飛距離に相当するといいますが、それも心構え次第です。「240ヤード飛ばさなくちゃ!」と思うとミスしやすいですし、「180ヤード飛べばOK」と自分に謙虚になれば、200ヤード超えのショットが打てるようになるでしょう。

今週のまとめ
「飛ばさないことを考えれば、スコアがまとまりやすい」

構成・三代崇 イラスト・庄司猛
※週刊パーゴルフ(2018年3月6日号)掲載


森守洋(もり・もりひろ)
1977年生まれ、静岡県出身。95年に渡米し、サンディエゴにてゴルフを学ぶ。帰国後、陳清波に師事。現在、「東京ゴルフスタジオ」を主宰し、多くのアマチュアをレッスンする一方で、原江里菜らツアープロのコーチもしている。

※次回は6/13(水)更新予定


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