絶対に100をたたかない もりモリ総研 新展開vol.6 中部銀次郎




往年の名手たちの格言を吟味し、その真意をひもといていく新展開!
週刊パーゴルフ最新号(6月19日号)
第19回はウォルター・ヘーゲンの格言。ぜひともご一読を!
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「飛ばしの欲求を抑えたときに、ゴルフゲームが見えてくる」


「アマチュア界のレジェンド」として名をはせた故・中部銀次郎氏。名手ならでは名言も数多く残し、ゴルフの奥義を教えてくれます。その一つとして、ゴルフというゲームの本質を理解するうえで的を射た格言を紹介しましょう。

中部銀次郎(なかべ・ぎんじろう)。
1942年2月16日生まれ、山口県出身。日本アマに計6度の優勝を達成するなどアマチュア界の頂点として君臨した。67年には西日本オープンでプロたちを退けてアマチュアで優勝。2001年12月14日没。

ゴルフで一番大事なのは、ロフト角を認識してスイングすることだ

スイング作りには9番アイアンの練習が最適。ロフト角をコントロールして打つ練習なら、プロたちのようにサンドウェッジの練習に時間をかけよう。こうした技術を磨くことが上手なマネジメントに直結する
スイング作りには9番アイアンの練習が最適。ロフト角をコントロールして打つ練習なら、プロたちのようにサンドウェッジの練習に時間をかけよう。こうした技術を磨くことが上手なマネジメントに直結する 【拡大】
「プロよりも強いアマチュア」と賞賛されながらも、生涯アマチュアで通した中部銀次郎さん。その中部さんがとてもシンプルでありながら、ゴルフの核心を突いた金言を残してくれました。

 飛ぶことは、スコアメークで有利になるのは確かです。「飛距離はアドバンテージ」とプロたちも認めるように、ドライバーが遠くに飛ばせるのは能力であり、大きな武器ともなります。

 多くの一般アベレージゴルファーも、「飛距離をもっと伸ばしたい!」「誰よりも遠くに飛ばせるようになりたい!」といった飛ばしの欲求から、ドライバーの練習に一生懸命励みます。街のドライビングレンジにたまに出かけますが、ドライバーを振り回してばかりの人が目についてしまうほどです。

 飛距離が出るのは有利なことですが、それがすべてではありません。ゴルフで最も大事なのは、「どこに止めるか」を考えながらプレーすることです。狙った目標までの距離をしっかりイメージし、方向の誤差をなるべく少なく抑えるためのボールコントロールの技術が要求されるのです。

 キャディバッグには14本までのクラブを入れられるのはゴルファーなら誰でも知っていますが、それぞれのクラブのロフト角を認識してボールを打っている人がどれだけいるでしょうか。ほとんどドライバーの練習しかしないという人は、ロフト角に対する認識がまったくありません。

 ロフト角のあるクラブを使って、それをどうコントロールして打つかがとても重要なのに、フェース面をボールに向かって思いきりたたきつけるだけの練習に終始しては上達に直結しません。むしろ、害悪となってしまうケースのほうが多いのです。なぜなら飛ばしの欲求が肩や腕のリキミを生み、スイングの軌道やリズムが安定しにくくなり、ミート率が上がらないからです。

 もちろんプロやシングルゴルファーたちもドライバーの練習をします。でも練習メニューの中心ではなく、全部で100球打つとしたら、せいぜい5~10球です。ロフト角をコントロールして打つイメージが一番強いクラブは、ロフト角が最も大きいサンドウェッジです。

 上級者たちはショートゲームの技術を向上させる目的もありますが、ロフト角をコントロールして打つ感覚がサビないようにサンドウェッジの練習が中心なのです。

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