坂田信弘のラウンド進化論 アプローチは心のスタンスを固めよ

50歳を過ぎると、筋力や柔軟性、瞬発力や反射神経など、体のあらゆる部分がピークのころとは変わってくる。それに対応するには、ゴルフに対する考え方(=ゴルフ脳)を、50歳以上仕様に切り替えることです。

『坂田信弘のラウンド進化論』は、週刊パーゴルフにて連載中!
最新号(6月5日号)では「無心を生み出すには、スイングへの意識を一つに絞る」を掲載!
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アプローチで大切なのは、アドレス姿勢かボール位置か、それともスイングか……。その三態のいずれかに重点を置いて打つのが間違いとはいわないが、ゴルフにおいて、特にアプローチにおいてはアドレスに入る以前の心構えが何より大事だと思う。ナイスショットが出ると信じることができれば、成功の確率は一気に高まるのです。

ミスするかもがミスを呼び込む

 技術も大切だが、それ以上に大切なものがある。心構えだ。打つ前の心構え次第で、アプローチの成否の70パーセントは決まると思う。必要なのは、自信だ。

 トーナメントプロゴルファーの練習、多くの時間を費やすのはアプローチである。世界のトップが集まるマスターズの練習日を見て、なるほどと思った。どのプロもアプローチ練習に時間をかけているのは分かっていたが、年ごとにその時間のかけざまは長くなっていった。

 ショットの調子が悪くてもアプローチさえよければスコアになる、寄せワンでつないでいけばショットの調子も上がっていく。そうした理由もあっただろうが、プロがアプローチ練習に時間を割く一番の理由は自信をつけるためだ。ハートの問題である。

 築き上げた自信も、たった一発のミスでゴソッとそがれることがある。自信が削り取られる一番の原因は「ミスするんじゃないか」という予期不安であると思う。スコアを考え、次を考え、ミスはできないと思えば思うほどにゲームの流れは悪くなり、ミスの連鎖が始まると思うのです。

 ダフるんじゃないか、チョロするんじゃないか、ホームランしてグリーンオーバーするんじゃないか……。構えたとき、ミスへの予期不安が生じると、その後、どれほどの克己と精神コントロールのうまさで打っていったとしても、インパクトは緩むか、逆に動きの硬化が生じて失敗するであろう。

 プロテストでも、プロツアーでもそうだ。通過ギリギリのところにいる者は、「ミスするかもしれない」という自分に対する不安で崩れていく。自分で自分を苦しめると気持ちが小さくなる。気持ちが萎縮すれば、動きは性急になる。無意識のうちにプレッシャーから逃げようとするわけだ。だから早打ちになる。打ち急ぎは、不安や恐怖が振らせるミスである。

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