坂田信弘のラウンド進化論 バンカーショットは常にカップ狙いである

50歳を過ぎると、筋力や柔軟性、瞬発力や反射神経など、体のあらゆる部分がピークのころとは変わってくる。それに対応するには、ゴルフに対する考え方(=ゴルフ脳)を、50歳以上仕様に切り替えることです。

『坂田信弘のラウンド進化論』は、週刊パーゴルフにて連載中!
最新号(4月24日号)では「安全地帯へ逃げず、一直線にピンを狙う」を掲載!
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バンカーを苦手とする方は多い。苦手だからか、「バンカー内から一発で脱出できればいい」「トップとダフリだけはしたくない」と、消極的な考えを持たれる。その考えが体の硬化を招くことを知らずにだ。一度のミスは2度のミスを生み、2度のミスは4度のミスを生むのがゴルフである。グリーン周りのバンカーショットで、狙う地点はただ一つ。ホールカップだ。「入れてやる」との思いで、ショットに臨んでいただきたい。

「出ればいい」の思考では気持ちもスイングも緩む

 ゴルフゲームの中で最も体・技・心を必要とするのは、バンカーショットである。他のショットよりも、気持ちの強さがいる。入れにいけば1メートルに寄る。1メートルに寄せようとすれば2メートルに寄る。2メートルに寄せにいけば、結果は4メートルだ。狙いより倍の結果を出してくるのが、バンカーショットである。他のクラブに倍の結果を生むものはない。

「バンカーから出てくれれば、それで十分」「同じバンカーから、2度3度と打ちたくはない」と考えるのは、消極的すぎるし弱気すぎる。

 積極的思考を持ってショットに臨むはゴルフの基本であり、ハンディ36の人にもハンディ0の人にも共通の鉄則であると思う。

 トラブルショットのときほど、思考レベルは上げたほうがいい。

 林の中からのリカバリーショット、「フェアウエーに出すだけでいい」と考えるのは厳禁である。「林から出すだけだから簡単だ」と思考が緩めば、気持ちが緩み、緊張と集中も緩み、スイングも緩む。するとダフったりシャンクしたり、とんでもない方向に打ってしまったりのミスが生じる。

 ダボやトリをたたくのは、ミスショット一つのせいではない。ミスの連鎖があるからだ。ミスの連鎖を断ち切るには、「あそこへ打つ」という明確な目標の設定が必要。

 バンカーからの脱出でも狙いを明確にする。そのためにはまず、クリーンに打つか砂ごと打つかを考える。バンカーショットといえども、基本はクリーンヒットだ。球をクリーンにとらえれば、下が砂でも芝でもコンクリートでも結果は変わらない。「砂と一緒に打たなくては」の意識が強すぎればダフリとなるが、ダフリとエクスプロージョンは紙一重だ。エクスプロージョンは正義、ダフリは悪と思われているが、両者に大きな差はない。

 右利きの方が、右腕の力に頼った力打ちをすればダフる。逆に右腕の力を抜きすぎたり、左腕への力の入れすぎはトップ球の発生だ。

 バンカーからでもクリーンヒットが基本である。そうはいっても、距離が近ければクリーンには打てぬ。クリーンヒットとエクスプロージョン、切り替えの目安は20ヤード。距離20ヤード以内ならエクスプロージョン、それより遠ければクリーンヒットを基本とすればいい。

 なお、このとき注意しなければならないのは、右足か左足への極端な体重のかけ方とスエーである。クリーンヒットするには、体のスムーズな動きがいります。極端な体重位置はダメ、手打ちもダメ。自在であるには、体重位置はスタンス中央が最善。片寄りはダメだ。

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