絶対に100をたたかない もりモリ総研 vol.50 ゴルフのスイングも本能で




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ゴルフのスイングに「特別な動き」はほとんどない


「ゴルフは難しい」と多くの人が口をそろえます。その言葉には、「ゴルフは特殊なスポーツだ」という心理が垣間見えます。確かにゴルフには物理的要素がかかわっていますが、決して特殊なスポーツではないのです。

覚えるスイング理論は少なくていい

スイングの細かな動作を考えるのも大事だが、最後は自然な動きができるようにするのが最も上達につながる
スイングの細かな動作を考えるのも大事だが、最後は自然な動きができるようにするのが最も上達につながる 【拡大】
 私のスタジオに来てくださるゴルファーの方々は、スイング理論をとてもよく勉強しています。それでも知識が足りないと思うのでしょうか、私にいろいろな質問をぶつけてきます。「テークバックではクラブをどの方向に上げたらいい?」「バックスイングでは体のどこから動かせばいい?」「トップはどんな形になるのがいい?」「ダウンスイングでタメをつくるにはどうしたらいい?」などです。

 もちろん質問には丁寧に答えます。でも、実をいえばこれらの質問のほとんどが、ゴルフの上達にほとんど直結していないのです。

 大半のゴルファーは練習の過程を踏んで、徐々にうまくなるものと考えています。階段を一歩ずつ上がっていくように、右肩上がりに上達する、と思い込んでいます。そのために皆さんはスイングの知識を少しずつ蓄えようとするのですが、本来ゴルフは難しいスイング論を必要としません。

 例えばインパクトバッグという練習器具があって、「これをクラブで思いきりたたいてください」というと、インパクトの形がプロたちとほとんど同じになります。「まさか!?」といって信用しない人にはビデオで撮影してあげると、「ほら、松山英樹選手と同じようなインパクトになっていますよね」という私の言葉に驚きつつ、納得してくれます。

 布団たたきで布団をたたくのと同じくらい、誰もが自然な動きができます。ゴルフのスイングはこのくらい自然な動きであるべきで、誰もが本来持っている本能的な感覚をスイングに生かせばいいのです。

 複雑なスイング論で頭がパニック状態になり、クラブをどう振ればいいか分からない人には、インパクトバッグをたたいていただくだけで簡単に問題解決できます。何も考えずに、本能のままでクラブを振ればいいからです。私のレッスンは新しいスイング論を教えるよりも、「こう動かしたほうが自然ですし、何の違和感もないでしょう?」「こうすれば気持ちよく振れると思いませんか?」などといった、本能に訴える内容が中心で、いってみればカウンセリングのようなものです。

 ゴルフのクラブは野球のバットやテニスのラケットなどとは違って、取っ手の延長に重心がありません。特異な形状のため、ゴルフも特異なスポーツと思われがちですが、スイングに特別な動きなんて必要ありませんし、覚えなくてはならない理屈もそれほど多くはないのです。

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