絶対に100をたたかない もりモリ総研 vol.47 大事なことは「気持ちの整理」をすること




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ミスショットがよく出る人は「気持ちの整理」ができていない


朝一番のティショットでチョロして大恥をかいた。突然、OBが出てしまった。こんなとき、多くのゴルファーは慌ててしまいがち。ミスしたときの立て直し方や、ミスを未然に防ぐ方法を一緒に考えてみましょう。

中途半端な気持ちのままスイングするから、OBを連発させてしまう

トッププロでも朝一のティショットなどは、グリーンを狙える場所に行けばいいと考えるもの。過度に結果を求めすぎずリラックスしよう
トッププロでも朝一のティショットなどは、グリーンを狙える場所に行けばいいと考えるもの。過度に結果を求めすぎずリラックスしよう 【拡大】
 ツアーで10勝以上を挙げているあるベテランプロのエピソードを耳にして、とても興味深く感じたことがあります。そのプロがまだ学生のときに、右にOBを打ってしまい、打ち直しもまた同じ方向に飛んで右OBを連発してしまったことがあったそうです。先輩に「同じミスを繰り返しているうちは、まだまだダメだな」とたしなめられて、ハッとひらめいたのが「同じミスを繰り返さないためには、左OBを打つくらいの気持ちでないといけない」ということだった、と聞きました。

 OBを打ってしまった原因にはスイングのリズムが普段より早かったとか、体の向きを間違えた、狙うべき目標を間違えた、などの原因もあるでしょう。原因を速やかに突き止めて、打ち直しのショットを慎重に打つのが良策と思えますが、気持ちのどこかに「また同じミスが出るんじゃないかな?」といった不安を抱えたまま打ってしまうことになりかねません。つまり、ちゃんとしたOB対策法になりきっていないのです。

 その点、ベテランプロがいうように「右OBが出たのなら、次は左OBを打つくらいじゃないとダメだ」と考えるのは乱暴なようでいて、実はかなりのポジティブ思考といえます。「左OBを打ってしまえ!」と思えば決断が早いし、スイングに迷いがなくなります。さらに右OBの原因となった要素を省けますから、案外グッドショットの確率が高いのです。

 朝一番のティショットについても考えてみましょう。私が見る限りでは後続組の人たちの目がありますから、「恥をかきたくない」とか「ちゃんと当たるだろうか」など不安を抱えたままショットした結果、ミスしてしまう人が多くいます。

「いいショットを打って、みんなを驚かせたい」という期待感を持ちながらも、自分の思考がマイナスの方向に働いているのです。

 ツアープロたちもスタートホールのティショットは、とても緊張します。でも緊張するのが、悪いわけではありません。適度なアドレナリンを生み出すには、適度な緊張感も必要です。ではプロたちが何を考えているかというと、「第2打でグリーンが狙える場所にさえ行けばOK」ということです。60~70点くらいの当たりでもフェアウエーならどこでもいいし、ラフでもグリーンの方向を狙えればOKくらいにしか考えないのです。

 これは「ちょっとくらいミスしたっていいじゃないか!」と自分にハッキリと言い聞かせて打っていることを意味します。結果的にミスしたとしても、小さなミスで収まるのは気持ちの整理ができているからです。

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