絶対に100をたたかない もりモリ総研 vol.45 練習場でミスしてもプラスに考える

1球ごとに素振りを3回して自分の軌道の「残像」をしっかり見る

練習場でミスばかり出ても感情的にならずに、原因追求と自己分析に努めよう。素振りを繰り返して残像を見ると、長いインパクトゾーンの感覚がつかめる
練習場でミスばかり出ても感情的にならずに、原因追求と自己分析に努めよう。素振りを繰り返して残像を見ると、長いインパクトゾーンの感覚がつかめる 【拡大】
 上級者やゴルフが早くうまくなる人は、練習場でミスショットが出ても落ち込むことは絶対にありません。なぜならミスショットがいろいろなことを教えてくれるからです。「どうしてミスになったのか?」を自分で考えるチャンスを与えてもらえたという気持ちになれますし、ミスは自分に教えてくれる良薬と思えるのです。

「練習場でミスが出たら、むしろラッキーと考えるようにしましょう」と、私はアマチュアの方々にいつも言い聞かせています。早くうまくなる人ほど自己分析の能力が高いですから、自分のミスを自己分析するクセをつけていただきたいためです。

 もう一つ、頭にしっかりと入れておいていただきたいのは、ゴルフというスポーツは物理的な要素が大きくかかわっているということです。クラブをどう使えばいいかの基本的なメカニズムが理解できていないと上達のキッカケがなかなかつかめません。

 では物理的なことって何かといったら、インパクトゾーンが長いか長くないか、その違いでしかないのです。私のスタジオに「アプローチイップスを直したい」という人がけっこうやって来ますが、実はアプローチイップスでも何でもなくて、インパクトゾーンが極端に短いだけです。右手首を早くほどくような打ち方になっているため、インパクトが「点」にしかなっていないのです。

 そこでフェースターンを使ってインパクトゾーンを長くするコツを教えると、すぐにアプローチが普通に打てるようになります。インパクトゾーンが左右にも上下にも長くなり、ミート率が劇的にアップします。

 ダフリやトップが出てしまうのは上下のインパクトゾーンが短いためです。この部分を修正すればダフリ、トップが出なくなり、必ず100が切れますし、80台のスコアも出せるようになります。

 練習場で打っている人たちは素振りをほとんどしませんが、1球ごとに素振りをせめて3回はして、インパクトゾーンでヘッドが通過する自分の軌道の「残像」を見てからボールを打つようにしましょう。最初はうまく当たらなくても気にしないこと。これをコツコツと持続すれば、必ず正確に打てるようになります。

 コースでのミスショットはスコアに直ちに影響しますから、「ミスしてラッキー」とは思えなくても、練習場で学習したことを思い出せば、ミスの連発を食い止めることはいくらでもできるはずです。

 基本的な技術を理解し、ミスが出たときの自己分析を通してスイングのレベルを上げていく。この作業は練習の心構えであり、心の平静をしっかり保つためにも大切なことです。

「練習場でのミスから上達のキッカケをつかむ」

構成・三代崇 写真・本誌写真部 イラスト・庄司猛
※週刊パーゴルフ(2017年11月21日号)掲載


森守洋(もり・もりひろ)
1977年生まれ、静岡県出身。95年に渡米し、サンディエゴにてゴルフを学ぶ。帰国後、陳清波に師事。現在、「東京ゴルフスタジオ」を主宰し、多くのアマチュアをレッスンする一方で、原江里菜らツアープロのコーチもしている。

※vol.46は1/17(水)更新予定


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