匠の戦略思考に学ぶ極上のコースマネジメント術【矢部昭4】



リスクマネジメント
ゴルフにミスは付きもの。故に、その準備を怠るな


苦い体験を生かし左打ちして手にしたツアー初優勝

 私がまだツアー初優勝を目指していた1970年代。古い話で恐縮ですが、当時開催されていた、よみうり国際オープンでの予選ラウンドのこと。確かそこまで3~4アンダーでラウンドしていたのですが、とあるホールでグリーン左手前のバンカーに打ち入れてしまったんです。

 高いアゴにグサッと突き刺さって、目玉状態。これはグリーン方向に出せそうにないな、と思いつつ打つと、案の定ボールはほとんど動かず、再トライもアゴに跳ね返されました。

 そこで私、カッと頭に血が上ってしまったんですな。先に打った跡や足跡にボールが止まろうが、何としても出してやる、と我を忘れて挑戦し続けて、気がつくと10打くらい費やしてしまったんです。最後は左で打って、バンカーの右ヨコに出す始末。当然、予選落ちを喫しました。

 自分にできないことをしてしまった、と深く反省しましたね。今後、もし同じような状況になったら、無理にグリーンを狙わずにヨコに出すか、もしくは、アンプレヤブル宣言してリカバリーを図ろうと心に決めた次第です。

 それから月日が流れ、私がツアー初優勝を手にした79年くずは国際トーナメント。最終日、2打リードで迎えた17番ホールパー4、第2打。6番アイアンで放ったショットは、グリーン手前のバンカーのアゴに突き刺さってしまったのです。

 あの大たたきしたときと、まったく同じ状況です。迷うことはありませんでした。左打ちしてバンカーの右ヨコにチョンと出し、寄せワンでまとめてボギー。最終18番をパーでまとめて逃げ切りました。

レッスン最新記事一覧

Pargolf Members

すでに会員の方はこちら

最新トピックス


アクセスランキング

ツアー・トーナメント

フォトギャラリー

トーナメントプロ公式サイト・ブログ