匠の戦略思考に学ぶ極上のコースマネジメント術【海老原清治3】



引っかけが止まらない
“バックスイングでフェースを開く”が特効薬

引っかけるのはフェースをかぶせて打っているからだ

 ショットが引っかけてばかりで、どうしようもない、といったラウンドがあると思います。ドライバーだけでなくアイアンも、100ヤード以内の距離合わせでも打球が左に曲がってしまう。じゃあ、右を向いて打てばいい、では解決できないだけに厄介です。

 やはりコースでは普段とは違う力が湧き出るというか、ついリキんじゃうんでしょうね。引っかけが止まらないのはプロでもよくあることです。

 実は私自身、話は研修生のころに遡(さかのぼ)りますが、引っかけには散々悩まされました。クラブを握りたてのころはスライスばかりでしたけど、それを直すにはヘソターンだって教わってね。要は、ダウンスイングで左ヒジがヘソのところに下りてきたら腕を返して打つってことなんですけど、なるほどねぇ、と思ってスイングを覚えたもんです。

 そこにもってきて、当時、日本プロゴルフ選手権で2連勝した(1965、66年)河野光隆プロが、まぁ、正式にいえばドローなんでしょうけど、フックを打っていたんですよ。それを見て、あー、これからはフックの時代だ、って勝手に思っちゃってね。そうしたら引っかけることがものすごく多くなってしまいました(笑)。

 何とか直らないかなぁと思っていたんだけどね、これが全然直らない。それで、ある日の研修会で14番か15番だったか、左サイドのOBがものすごく効いているホールがあってね。そこをどうしようか、どうするかって悩みながらプレーしていたんです。

 そうしたら2ホールくらい手前で、“あれ、もしかしたら真っすぐ構えて振って、それでインパクトでフェースがかぶって左に曲がるってことは、バックスイングでフェースを開いて打てばいいんじゃないかな!?”と、フッと気づいたんです。“そうして振れば、フェースがかぶることなく真っすぐ飛ぶだろう。よし、試してやれ”と。そうしたら、ものの見事にボールが真っすぐ飛んでいきました。

 そのとき思いましたね。あー、ゴルフスイングってこういうものなんだなぁ、ってね。

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