匠の戦略思考に学ぶ極上のコースマネジメント術【加瀬秀樹編2】



フェアウエーが狭いホール
ティショットは“キメ打ち”でかかる


絶対に避けたいミスを回避できればよし、として臨む

 18ホールラウンドする中には、フェアウエーが狭く、ティグラウンドに立つと景色が醸し出す雰囲気に威圧されてしまうようなホールがあります。林にセパレートされていて、右に大きく曲げるとOB。しかも、それでいて距離の長いパー4だとすれば、そのホールが18ホール中、何番目に難しいかを示すHDCP(ハンディキャップ)は恐らく1か2でしょう。

 さて、そうしたホールでのティショットは、打球の左右の曲がり幅が大きいドライバーは使わずに、仮に距離の長いパー4であっても、第1打からフェアウエーウッドなどで刻んで3オンを目指し、大たたきを防げ、とよくいわれます。それがアマチュアの皆さんへの的確なアドバイスであることは間違いありません。

 ただ、そこで問題となるのが、刻みのティショットを苦手にしている人が多いということ。フェアウエーウッドだからといって、ドライバーより確実性を上げて打てるとは限らない。むしろ小ぶりのヘッドのフェアウエーウッドよりも、大型ヘッドのドライバーのほうがボールをとらえやすくて安心だ、ということもあるでしょうからね。実はボクもその一人です(笑)。

 プロがそうしたホールでドライバーを使う際は、フェアウエーキープを最優先し、ティアップを低めにしてライナー気味に打っていったり、フェアウエー左サイド方向に打ち出してフェードで戻してくるなど、どう攻めるか明確に決めて臨みます。うまく打てるだろうか、(打球が)曲がったらどうしよう、などといった迷いを払拭(ふっしょく)しつつ、自分がするべきことに集中するため、いわゆる“キメ打ち”をするのです。

 これは皆さんにもぜひ、とお勧めしたいところですが、いかんせん、打球をコントロールする技術を持ち合わせていない。となれば、同じ“キメ打ち”でも、絶対に避けたいミスを決めてかかるのがいいでしょう。ドライバーであろうとフェアウエーウッドであろうと、例えば右サイドがOBならば、絶対に右には曲げないという気構えを持って臨むのです。結果、意識しすぎて左へ引っかけたとしても、最悪のケースは避けたのだからよし、と思うようにするのです。

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