異変! PGAツアーが〈M2〉ドライバー祭り!

復帰戦でテーラーメイドのM2ドライバーを使用したタイガーウッズ
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世界トップの猛者が集う米国PGAツアー。ここで規格外のパフォーマンスを見せ、現在フェデックスポイントランクトップに立つ松山英樹。今季の2戦は契約するダンロップではなく、キャロウェイ〈GBB〉ドライバーで好成績(2位、優勝)を収めたことは大きな話題になった。
 そして、日本よりもはるかにディスタンスゲームといわれるPGAツアーのドライバー事情は、松山の事例を上回る、まさに“テーラーメイドM2祭り”とも呼べる異変が起きている。
 まず、2016年シーズン途中、グレアム・マクドウェル、ラッセル・ノックス、スマイリー・カウフマンなどが〈M2〉ドライバーにチェンジ。
そして、ナイキのクラブビジネス撤退により、シーズン後半でブルックス・コプカ、ポール・ケーシー、ロリー・マキロイ、タイガー・ウッズまでもが〈M2〉ドライバーへと移行。なんと、今季11月の3試合では平均出場者140人強のうち45人近く、実に3人に1人が〈M2〉を使用するという異常事態。4月以降のほぼ全試合でPGAツアーのモデル別使用率1位をずっと獲得し続けている。

なぜ、ここまで人気が集中するのか? 米国テーラーメイドのプロダクト担当者はこう語る。
「ディスタンスゲームになっているPGAツアーでは、選手全員が飛距離も安定性もほしいのが本音です。その影響か、当社のドライバー使用率は2016年のほぼ全試合で〈M1〉〈M2〉の“M”シリーズが獲得できています。中でも〈M2〉人気が目立つのは、ミスしても曲がらず安定する寛容性を求める選手が増えていることが第一の理由。また、他のクラブメーカーから替えて“ボール初速が5マイル伸びる”などと、飛距離性能を評価する選手も非常に多いですね。ナイキ勢を中心に、契約外の超大物プロたちが自主的に〈M2〉を選んでくれるのはとても有り難い話です」(米国テーラーメイドのプロダクト担当者)

 編集部では、過去に純正スペックを詳細計測したが、この言葉どおりの結果が出ている。ジェイソン・デイやダスティン・ジョンソンが使って勝ちまくった〈M1 460〉のヘッド特性(下図参照)と比べると、〈M2〉のほうが上がりやすさや寛容性をもたらす重心深度が深い。低重心すぎず、やさしくキャリーが伸び、ヘッド挙動の穏やかさが数字から読み取れるのだ。

〈M1 460ドライバー ソール部分とクラブスペック〉

テーラーメイド M1 ドライバー
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T字型のスライド式ウエートで重心移動幅が大きい。カーボンクラウンによる超低重心が特長で低スピン&ライナー系の特性

〈M2 ドライバー ソール部分とクラブスペック〉

テーラーメイド M2 ドライバー
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〈M1〉のように重心移動は不可だが代わりに大型のソール溝を持ち、反発が高い。重心角も大きく寛容性◎

2016年1月~現在の優勝ドライバー

メーカー別勝利数
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 飛距離や寛容性など、PGAツアーでのドライバー評価が圧倒的に高いテーラーメイド。米国ホームページでは早くも新しい“M”が発表されたが、日本での発売はどうなるのか? 発表が待ち遠しい。

(週刊パーゴルフ1/3号「勝者のドライバー」より転載、写真・Getty Images)

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