第143回大会の会場はロイヤルリバプールゴルフクラブ。通称“ホイレイク”だ。
1967年に同地で10回目が開催されてから、しばらくベールに包まれたホイレイク。
39年の沈黙を破り、2006年にも開催され、今回で12回目を迎える。
06年の前回大会ではタイガー・ウッズが18アンダーをマークして優勝。
今年はどこまでスコアが伸びるのか。それともリンクスが牙をむくのか?
世界最古の選手権大会が開幕する。
2010年にグリーンが改修され、細長い形状となっている。フェアウエーの左右にバンカーが待ち受けるが、レイアップすると距離が残り、パーゴルフ プラスが厳しくなる。左サイドから安全に攻めて、確実に2パットでしのぎたい。
ドライバーのティショットを選択するのも手だが、確実にフェアウエーバンカーは避けたい。グリーンはアンジュレーションがきつく、左サイド手前のバンカーがセカンドショットの難易度を高める。
フェアウエー右サイドには二つのバンカーが待ち受ける。グリーンからこぼれると厄介なアプローチが残る。
左サイドにクラブハウス、右サイドにOBが待ち受け、ティショットの正確性が求められる。セカンド地点からは急激に右にドッグレッグしており、グリーン右のOBを避けながら左サイドに乗せたい。
セカンド地点に3つのバンカーが新設されたが、距離が短いため、確実にレイアップしたい。理想は左サイドで、グリーンが狙いやすくなる。そのグリーンは手前から奥に下っており、手前のバンカーも避けたい。
左サイドに迫るハリエニシダと右サイドのバンカー群のあいだにティショットを置けばバーディのチャンスは十分。グリーンは2段になっており、ピンのある面に乗せないとチャンスが一転、ピンチになる。
左ドッグレッグのパー5は、刻んでもバーディを取ることができる。セカンドは右サイドに置きたい。
横からの風を受けることが多い、コースで最初のパー3。グリーン手前には深いバンカーが待ち構えるため、大きめのクラブで右サイドを狙うのが賢明。右からの傾斜でグリーンセンターに戻ることもある。
右サイドにはビッシリとハリエニシダが待ち構える。これを確実に避けたいが、左からの風に対しベストポジションは右サイドと、選手の攻め方に注目したい。セカンドをショートすると左手前のバンカーの餌食に。
ティショットのミスがなければバーディを狙いたい。ティショットはOB地帯を越えていくが、選手にとって気にするほどのことではない。フェアウエー右サイドのバンカー群を避ければセカンドは距離も短いため楽。
ティグラウンドに立つと悩まされることが多い。通常右からの風だが、これを読み違えると、グリーン手前の左右に置かれたバンカーにつかまる。ピン位置にかかわらず、安全にグリーンセンターをヒットしたい。
クラブハウスからも最も遠くに位置するパー5。ストレートに加え、距離もないためスコアを伸ばしたい。唯一避けたいのはグリーン右手前のバンカー。アゴが高く、入れると脱出するのが難しい。
夕日が美しいリンクスだが、無数のわなが待ち受けるホイレイク。
マネジメントがカギを握るのは8年前のタイガー・ウッズのプレーからも明らかだ。
距離の短いパー4はコースでも屈指の景観を誇る。ティショットは確実にフェアウエーの左サイドをヒットしたい。グリーン手前のガードバンカーを避けて、グリーン中央に乗せるのが得策。
ヤーデージ以上に距離を感じる左ドッグレッグのパー4。セカンド地点の右サイドには3つのバンカーが待ち受ける。これを避けて左に行くと深いラフにつかまることに。グリーンは極端な受けグリーンのため手前から攻めたい。
グリーンの右手前にはバンカーがあるため、左から攻めたくなるが、左手前はマウンドで高くなっており、ここを確実に越えてオンさせたい。グリーンの左側は奥に広いため、思い切った攻めが必要となる。
右手前のバンカー、右奥、左手前はトラブルになりやすいため、確実に中央から左奥に乗せておきたい。
左ドッグレッグのパー4。左コーナーにはバンカー群が待ち構え、それを越えればショートアイアンでグリーンを狙える。レイアップした場合は、セカンドの距離が長くなり、難易度が増す。グリーン右サイドはトラブル。
一見簡単そうに見えて、実は奥の深いホール。高台から打ち下ろす短いパー3は、グリーンを外せば5つのバンカーに入る可能性大。バンカーを避けてもトラブルが待ち受けるので、安全に乗せたい。
上がりのタフな3ホールがスタート。左のフェアウエーバンカーを避ければ2オンも可能だが、グリーンの右手前はくぼ地になっており、ここに落とすとトラブルの可能性も出てくる。バーディを狙いたい。
奥行きのある2段グリーンを確実にヒットしたい。そのグリーン左手前にはトリッキーなバンカーと深いラフが待ち構えているため、右サイドに逃げたくなるが、ここにもバンカーが行く手をふさぐ。最も難しいホールの一つ。
右サイドにはOBラインが迫っているが、その右サイドにティショットを運べばチャンスも。ティショット、セカンドを安全にレイアップして、サードでバンカーに囲まれたグリーンを確実にヒットする選択肢もある。
最終日の優勝争いで選手がどのように攻めるか注目が集まる。
右を怖がらずに攻略すれば、ドラマが起きるホールかもしれない。
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