ゴルフ場の人手不足の切り札! 今年はGPS利用の無人芝刈り機元年だ

マミヤ・オーピーの無人芝刈り機。ターフショー会場には置かれていなかったが、スマホでの操作の様子などが動画で紹介されていた
マミヤ・オーピーの無人芝刈り機。ターフショー会場には置かれていなかったが、スマホでの操作の様子などが動画で紹介されていた 【拡大】
11月7~8日に千葉県・フクダ電子アリーナで開催の2019ジャパンターフショー。ゴルフ場の設備機器やメンテナンス機械、芝の種、肥料など、ゴルフ場の舞台裏を支える商品を販売するメーカーが集っている。

一般のゴルファーは見たこともない機械や機器が数多く並ぶ中、注目されたのが無人芝刈り機だ。2つのメーカーから、新モデルがターフショーで初めてお披露目されていた。自動車の自動運転が話題となっている昨今だが、ゴルフ界でひと足早く両モデルとも実用化されたというわけだ。両モデルともフェアウェイのみが作業エリアとなっているが、本来、熟練の作業員が芝刈り機の運転席で操作するものだけに、省力化、高齢化などが問題となっているコースメンテナンスに強力な助っ人が現れたといえる。
共栄社の無人芝刈り機
共栄社の無人芝刈り機 【拡大】
ともにGPSとコース内の基地局によって無人芝刈り機を正確に把握・誘導するのは同じ。マミヤ・オーピーが今年4月より販売をスタートした無人芝刈り機は、すでに東京五輪ゴルフ会場の霞ヶ関CCを初め14コースに20台が導入されており、事前にコース内のフェアウェイのエリアなどを測定してデータ化しておくことで、芝を刈る方向や回数などをスマートフォンで操作できるという。

もう一つの共栄社の無人芝刈り機は作業員が一度芝刈りをした経路・手順を記憶し、次回からは無人でまったく同じルート・作業工程をこなすというもの。こちらは、こらからコースのフィードバックを受けて、さらに機能向上を目指していく予定だという。
運転席の上にはGPSや基地局からの電波を受け取る機器が設置されている
運転席の上にはGPSや基地局からの電波を受け取る機器が設置されている 【拡大】
価格は有人型芝刈り機より倍額ほどし、海外の有名スポーツカー1台分くらいする。しかし、人で不足で芝刈りを怠れば芝の育成が促進できず、芝の密度が落ちて雑草が生えやすくなったり、病気に侵されやすくなるという。無人化はそのリスクを回避できるだけでなく、その人手を別の作業に充てられるので、よりコースメンテナンスの改善が期待できる。

ゴルファーにとって芝刈り機なんて関係ない、と思いがちだが、いいコースでプレーできている陰には、こうした進化した機械やコースメンテナンスに心血を注いでいる人たちの努力があることを覚えておきたいものだ。

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