9ホールプレーはゴルフ人口減少の歯止めとなるのか?

練習場には初心者の若いゴルファーの姿も見かけられる。彼らも含め、誰もがもっと手軽にプレーできる環境がほしいものだ
練習場には初心者の若いゴルファーの姿も見かけられる。彼らも含め、誰もがもっと手軽にプレーできる環境がほしいものだ 【拡大】
マスターズ開催とともに日本のゴルフシーズンが始まるといわれる。冬眠していたゴルファーも、そろそろフェアウェイに顔を出す頃、というわけだ。また、新たに社会人になって、あるいは新たな趣味として、これからゴルフを始めてみたいという人にとっても、この時期は初ラウンドに最適な季節といえる。

そんな人たちに試してほしいのが9ホールプレーだ。18ホールだと丸1日つぶれてしまうが、早朝や薄暮プレーを利用すれば、半日で済むし、初心者や仲間、家族を連れ立っていくこともしやすい。何より手軽さが受けていて、リピートする人も意外と多いと聞く。

実は9ホールプレーは、今後もっとポピュラーになる可能性がある。ゴルフの総本山ともいわれるR&Aでは2017年より「R&A9ホール選手権」という試合を実施。決勝大会は全英オープンと同じコースというニンジンのお蔭か、昨年はイングランド、スコットランド、ウェールズ、アイルランドで開催された予選会に1万5000人以上が参加したという。英国では9ホールプレーが日本に比べるとかなり一般的で、「朝、犬を散歩させながら9ホールを回ることがよくある」(R&A、スティーブ・オットー氏)というくらいだから、参加しやすいことはある。だが、この大会の狙いは、幅広い年齢層と技術レベルの人が参加できる大衆的な試合にしてゴルフというスポーツの参加者を増やすこと。今年も全英オープンの会場であるロイヤルポートラッシュGCで決勝大会が行われる予定だが、さらに予選参加者が増えることが予想され、今後、各国への広がりも見据えている。

ゴルフ人口の減少は世界的な問題として、各国で様々な取り組みがなされている。日本でも、ジュニアや女性ゴルファー増加を目指したイベントや、ゴルフ場が飛ばなくなったり初心者のためのティーイングエリアをレディスティよりも前につくったり、クラブメーカーが超軽量クラブの開発をしたりして、シニア層のゴルフリタイヤに歯止めをかけようとしている。だが、いずれも急にゴルフ人口増の効果を発揮するかといえば期待薄。時間をかけて、徐々にその効果が見えてくればいいというのが本音だろう。

それだけに、早朝プレー、薄暮プレーなどの9ホールプレーは、ゴルファーを増やす一番の近道といえるのかもしれない。もちろん、大都市に近いコースほど早朝や薄暮プレーの実施が少ないこと、18ホールプレーに固執している人が多いことなど、まだまだコースやゴルファーの意識改革の必要はある。

でも、大半は「9ホールプレーなんて」という食わず嫌いではなかろうか。一度食べてみたら、意外とハマるかもしれない。これからゴルフをする人にとっても、「9ホールなら」と食べやすいはず。ぜひ、仲間や初心者を誘って、9ホールプレーを試食することをお勧めする。

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