米国ジュニアナショナルチームコーチの育成法は「楽しむこと」を何よりも大切にしている

「楽しんで練習することが大切」というジェームス・ハーン氏
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米国ジュニアナショナルチームコーチで、2017-2018米国ゴルフダイジェスト誌・ニューヨーク州トップコーチに選ばれているジェームス・ホング氏が来日。横浜のヒルトップ横浜クラブでのセミナーとインタビューで、これからゴルフに取り組むジュニアゴルファーへの育成法を教えてもらった。

何度もジュニアコーチ全米トップ50にも選出されている彼が心がけているのは、「ゴルフを楽しんでもらう」ことだという。ゴルフは5年、10年と継続することで上達につながる。子供は大人ほど集中力が続かないので、毎回のレッスンでも楽しみを与えているのだそうだ。

たとえば歩き回るホング氏の持っている風船を目がけて打ってもらう。子供たちは大喜びで狙うという。それで自然と狙った方向へ打つことが見についてくる。何人もがいっしょにレッスンを受けているのならば、フィニッシュで止まっていられたら生き残りで、グラついたら脱落というバランスゲームを行うことも。「フィニッシュで止まりなさい」というよりも自然と立ち続けられるようになる。だから試合に出たジュニアにも「エンジョイできたか?」と真っ先に聞いている。スコアは聞かない。

アプローチ練習では棒を置き、その間にボールを落とさせるようにし、成功したらほめていた
アプローチ練習では棒を置き、その間にボールを落とさせるようにし、成功したらほめていた 【拡大】
もっと初心者の子供は、ボールを遠くに飛ばせない。そんなときはパターから始めるのがいいという。短めの距離からカップインまで何打でもストロークさせてあげる。最初は4打、次は3打で入れば、子供は達成感を得られる。打数が減らせたら、今度は距離を長くして。そして、パターからウェッジ、アイアンと番手を変えていってあげればいい。

今回のセミナー時、10歳と8歳の女の子が父親に連れられて参加していたが、彼女たちへのパターの指導で、ホング氏は上記のことをそのまま実践していた。最初は短い距離を棒で差してそこでボールを止めるように指示。それができたら徐々に距離を伸ばし、最後は見事ジャストタッチでカップインしていた。


目線を子供たちの高さに下げ、質問をして考えさせていた
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「クラブを持っていなければ、最初はパターやウェッジを借りて打ってもいい。興味を持ってから、かわいかったりお気に入りのクラブを買えばいいのだ」とホング氏。日本のゴルフ練習は子供も大人も、”苦労してうまくなる”ことが当たり前だと考えがち。「楽しむこと」を重視するように考え方を変えてみると、ゴルフを始めたばかりの子供(あるいは教えている親)も、練習場で必死にボールを打ち続けている方も、ゴルフがもっと好きになるのではなかろうか。

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