2019年のルール改正で気になる小さいけれど大きな意味のある変更点

大胆なルール変更が多い今回の改正。カップインしないでホールを終えるのも、初心者にはありがたいはずだ
大胆なルール変更が多い今回の改正。カップインしないでホールを終えるのも、初心者にはありがたいはずだ 【拡大】
2019年のゴルフルール変更まで半年を切った。ゴルフへの参加しやすさ、プレー時間の短縮などを目指した変更が多く、より気軽にプレーできるようになりそうだ。すでに日本ゴルフ協会からも日本語訳の新ルール案がホームページで公開されているので(https://www.jga.or.jp)、興味ある方はぜひご覧あれ(言葉の細かな表記は、今後変更の可能性あり)。
2罰打払えばバンカー外にボールを出してもいい(ドロップ)、ピンを刺したままパッティングしてもいいなど、変更点についてはすでにいろいろとメディアで取り上げられているが、規則1-1という最初の項目、つまりゴルフプレーの定義をしている部分に大きな変更がなされていることは、多くの人が気づいていないようだ。
現行のルールでは「ティーインググラウンドからプレーし、1回または連続する複数回のストロークでその球をホールに入れること」がプレーとされているが、新ルールでは、プレーは「ティーイングエリアからストロークをして始まり、球がパッティンググリーンのホールに入ったとき(または規則が別途、そのホールの終了を規定しているとき)に終わる」となっている。問題はカッコ内の表記。「ホールの終了を規定しているとき」とあるが、これはホールにボールが入らなくても終わることがあるということにほかならない。
今までもマッチプレーのコンシードなどではホールアウトしないケースはあったが、ルール改正によってストロークプレーでもそれがあり得るようになるのだ。
具体的には、ストロークプレーの形式のひとつで、プレーヤーのホールのスコアを競技委員会が設定した最大のストローク数(たとえばパーの 2 倍、決められた数、またはネットダブルボギー)に制限するものだ。実際のスコアが設定されている最大スコアを超えたとしても、そのプレーヤーのスコアは最大スコアにしかならない。「プレーのペースを支援するため、プレーヤーは自分のホールのスコアが最大スコアに到達した場合には、そのホールのプレーを止めることを推奨する」と新ルール案には書かれている。要するに、最大スコアのストロークになってもカップインしていない場合は、プレーの進行上、ボールを拾ってそのホールを終えることを勧めます、というわけだ。
長年、ストロークプレーはホールアウトするまでと相場は決まっていた。プレー時間の短縮を目的に考案された最大スコアの設定というルールが、その伝統を変えることになる。世界的にゴルフ人口の減少が問題化されている中、言葉としてはわずかな違いだが、内容的には大きな変革をR&AとUSGAは選んだといえる。

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